毛糸の帽子
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昨日の夜、所用でちょっと出かけた時のこと。
凪さんの、毛糸の帽子を落としてしまった…。
彼女はもともと、あまり帽子が好きではなかったけれど、毛糸の白い帽子をかぶるたびに僕や相方(水野)が「かわいい♪ かわいい♪」とほめていたら、最近になってようやく気に入ってくれた。
ところが、その帽子をどこかへやってしまったので、三人ともガッカリ…。
肩を落として帰宅した。
そして、ベッドに入ってはみたものの、帽子のことが気になって眠れない。
まぶたを閉じると、真っ暗闇の中に毛糸の白い帽子がポツンと落ちている光景が目に浮かぶ…。
翌朝、二人がまだ寝ているうちにそっと家を出て、昨晩通った道をもう一度歩いてみた。
「どこかに落ちてるんじゃないか…」、「誰かが拾って、歩道の脇の柵にでも掛けておいてくれたんじゃないか…」なんて思いながら。
しかし結局、帽子はなかった。
自宅に帰ってお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。
そして温かいカップを手に持ち、そっと口に運ぶ。
今日は何だか、いつもよりコーヒーが苦い。 |
1月 27, 2010 at 11:40 午後 | Permalink
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